はり師・きゅう師の生理学の国家試験問題の『神経』の中から「神経の興奮伝導」に関する問題をまとめました。分類は東洋療法研修試験財団の「国家試験出題基準」を参考にしています。
≪B.神経の興奮伝導≫
a.静止電位
●問1(はき第5回問44)
ナトリウムポンプで正しいのはどれか。
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1.拡散による輸送
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2.圧勾配による輸送
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3.濃度勾配による輸送
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4.能動的輸送
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解答
【4】
解説
準備中です。しばらくお待ちください。
●問2(はき第6回問44)
静止電位を生じる細胞膜内外の違いはどれか。
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1.イオン分布
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2.水分分布
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3.浸透圧
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4.pH
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解答
【1】
解説
準備中です。しばらくお待ちください。
b.活動電位
●問1(はき第16回問39)
活動電位発生時に脱分極を起こす主な要因となるイオンはどれか。
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1.塩素イオン
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2.重炭酸イオン
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3.ナトリウムイオン
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4.カリウムイオン
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解答
【3】
解説
準備中です。しばらくお待ちください。
●問2(はき第20回問31)
末梢神経における活動電位の興奮伝導に主要な役割を果たすイオンはどれか。
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1.カリウムイオン
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2.カルシウムイオン
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3.ナトリウムイオン
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4.マグネシウムイオン
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解答
【3】
解説
準備中です。しばらくお待ちください。
c.興奮の伝導
●問1(はき第3回問42)
神経線維の興奮伝導について正しい記述はどれか。
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1.興奮伝導は一方向性に起こる。
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2.無髄線維は有髄線維より伝導速度が速い。
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3.興奮の大きさは伝導の途中で減衰する。
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4.有髄線維では跳躍伝導が起こる。
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解答
【4】
解説
準備中です。しばらくお待ちください。
●問2(はき第8回問47)
受容器と神経線維との組合せで誤っているのはどれか。
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1.圧覚受容器 ─── Aβ繊維
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2.腱紡錘 ───── Aγ繊維
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3.冷覚受容器 ─── Aδ繊維
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4.痛覚受容器 ─── C繊維
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解答
【2】
解説
準備中です。しばらくお待ちください。
●問3(はき第9回問42)
神経の興奮伝導について正しい記述はどれか。
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1.活動電位は両方向には伝導しない。
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2.活動電位の振幅は減衰する。
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3.伝導速度は温度変化に影響されない。
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4.伝導速度は軸索の太さに比例する。
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解答
【4】
解説
準備中です。しばらくお待ちください。
●問4(はき第13回問46)
末梢神経束の圧迫によって最初に障害されるのはどれか。
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1.発汗
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2.触覚
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3.痛覚
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4.運動
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解答
【4】
解説
準備中です。しばらくお待ちください。
●問5(はき第17回問44)
受容器と求心性線維との組合せで誤っているのはどれか。
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1.ゴルジ腱器官 ―― Ib群求心性線維
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2.パチニ小体 ――― Ⅱ群求心性線維
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3.筋紡錘 ――――― Ⅲ群求心性線維
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4.侵害受容器 ――― Ⅳ群求心性線維
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解答
【3】
解説
準備中です。しばらくお待ちください。
●問6(はき第23回問33)
神経線維の興奮伝導について正しいのはどれか。
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1.活動電位は隣接する神経線維に伝わる。
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2.無髄線維は有髄線維より伝導速度が速い。
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3.活動電位の大きさは伝導の途中で減衰する。
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4.有髄線維では跳躍伝導が起こる。
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解答
【4】
解説
シュワン細胞の細胞膜が軸索のまわりに幾重にも巻きついて、軸索の周囲に脂質とタンパク質の混合物からなる鞘が形成されている神経線維を有髄線維という。この鞘は髄鞘(ミエリン)と呼ばれ、軸索を絶縁する働きをもつ。よって神経の細胞膜を横切る電流はこの髄鞘では流れにくく、局所電流は、髄鞘が一定間隔で途絶えている部分、すなわちランビエの絞輪の部分でのみ流れる。従って、新しい活動電位は一つのランビエの絞輪から次の絞輪へジャンプしながら発生し、このような伝導を跳躍伝導と呼び、伝導速度は髄鞘のない無髄線維と比べてずっと速くなる。
また、神経の興奮の伝導には以下の3つの原則がある。
①絶縁性伝導:多数の神経線維が平行して神経線維束を作っている場合、一本の神経線維が興奮しても、隣接する他の神経線維には興奮が起こらない。
②不減衰性伝導:神経の直径その他の性状が一様な場合は、興奮の大きさは減衰せずに一定の大きさで伝導する。
③両方向性伝導:神経線維の一部を刺激すると、そこで生じた興奮は両方向に伝導する。
1.活動電位は隣接する神経線維に伝わらない(絶縁性伝導)。
2.無髄線維より跳躍伝導がおこる有髄線維の方が伝導速度は速い。
3.活動電位の大きさは変化しない(不減衰性伝導)。
4.髄鞘(ミエリン)をもつ有髄線維では跳躍伝導が起こる。よってこれが正解である。
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