2013年2月14日木曜日

奇穴(よく知られている経穴の組み合わせ)


6.よく知られている経穴の組み合わせ




1 六つ灸(むつきゅう)別名:六華の灸(ろっかのきゅう)、胃の六つ灸
部位:膈兪・肝兪・脾兪の左右で計6穴を取る。
主治:胃疾患

2 小児斜差の灸(しょうにすじかいのきゅう)別名:小児すじかい灸、小児すじちがいの灸、小児しゃさの灸
部位:男児は左の肝兪と右の脾兪の2穴、女児は右の肝兪と左の脾兪の2穴を取る。
主治:小児疾患(特に疳の虫)
※小児斜差の灸とは、脊柱を越えて斜めに取る小児疾患に有効な施灸点という意味で、23歳の小児常用の灸穴として有名である。

3 中風七穴(ちゅうふうななけつ)
部位:2説ある。
①百会・曲鬢・肩井・曲池・風市・足三里・懸鍾(別名:絶骨)の7
②百会・風池・肩井・大椎・曲池・間使・足三里の7
主治:中風、言語障害
※中風七穴は、中風の予防や治療に用いられる。

4 脚気八処の穴(かっけはっしょのけつ)
部位:風市・伏兎・犢鼻・外眼膝・足三里・上巨虚・下巨虚・懸鍾(別名:絶骨)の8
主治:脚気
WHO/WPROの決定では、以下のように、従来の外膝眼が犢鼻となっている。
外膝眼:膝関節部で、膝関節を屈曲して膝蓋骨下縁で膝蓋靭帯の外側陥凹部
犢鼻:膝蓋骨下縁と脛骨上端との中点で膝蓋靭帯中。



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